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カロリー制限がダイエットに有効ではない理由。

カロリー制限がダイエットに有効ではない理由。

 ダイエットを意識したことがある人であれば、多くの方が食事のカロリー量を気にされている思います。

では、カロリー制限はダイエットに本当に効果的なのでしょうか?

結論から申し上げますと、消費カロリーはとても大切ですが、摂取カロリーはそれほど気にする必要はありません。

え!?カロリーをたくさん摂るから太るんじゃないの?

 

と思われる方がほとんどだと思いますが、実はこれは間違った認識なのです。

 脂質をたくさん摂るから太る、カロリーが高いものを食べることが肥満の原因だという考え方は、数十年前にアメリカから持ち込まれた考え方でした。

しかし、現在ではアメリカの糖尿病学会は間違いを正し、「糖質こそが肥満の原因である」という考えを発信しています。

 ところが、日本はこの間違いを正せず、数十年前も前のカロリーこそが肥満の原因であるという間違った考えを伝え続けているのです。

 

 

 

なぜ糖質で太るのか?

糖質とは、体の中に入ると体を動かすエネルギー源となります。

ところが、糖質を必要以上に摂取すると、エネルギーとして使われなかった糖が体内で余ってしまいます。

余った糖はグリコーゲンというものに変えられ、筋肉や肝臓に一時的に貯蔵されます。

しかし、貯蔵できないほど糖を取りすぎてしまうと、今度は脂肪として体内に溜め込まれてしまいます。

つまり、身体がエネルギーとして必要としている量以上の糖を摂取しすぎてしまうから太るのです。

 

 

逆に、食事からの糖質摂取量を制限するとエネルギー源であるブドウ糖が不足し、肝臓や筋肉に貯蔵されていたグリコーゲンをブドウ糖に戻してエネルギー源にしたり、脂肪を燃やしてエネルギーを生み出します。

脂肪を燃やしてエネルギーを作るので当然痩せていきます。

これこそが糖質制限がダイエットに有効な理由なのです。

 

カロリーを摂取=太る ではない

以前テレビで芸人さんが肉だけを3日間食べ続ても太らないのか?という検証がテレビで放送されていました。

1日に食べる肉の量はサーロイン2キロ、なんと摂取カロリー量は1日6000キロカロリー

運動は一切しません。

 これだけのカロリーを摂取して、消費するカロリーが少ないであれば、

カロリー摂取=太るの理論では間違いなく太ります。

 

 しかし、結果はなんと、3日間で900g痩せたのです。

 

専門家も驚いていましたが、カロリー=太るではないという事が分かりますね。

サーロインステーキは糖質をほぼ含んでいない代わりに、良質な脂質とタンパク質をしっかりと含んでいます。

痩せた理由は、身体の中の糖が不足し、その代わりに脂質をエネルギーとして活動するようになったからです。

 糖質制限は痩せやすい体質をつくるのに非常に有効です。

しかし、糖質を制限するだけでは痩せても、健康的には痩せません。

 

糖質を制限する代わりに、良質な脂質やタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養をしっかりと摂ってはじめて健康的に痩せることが可能になります。

次回は1日の糖質摂取量についてお伝えしたいと思います。

 

KETOS公式ページはこちら

KETOS(ケトス)公式サイト|食事置き換えダイエットサポートプログラム 

 

 【記事監修】管理栄養士 林美穂

福岡糖質制限クリニックで従事し、糖尿病や高度肥満の方へ栄養指導を行うなかで、現代の栄養学、医学の矛盾を痛感し薬よりも食事で病気が改善する事を実感する。」

その後、糖質制限の名医である宗田マタニティクリニックで管理栄養士として勤務。これまでに2000人以上の栄養指導を実施。現在はフリーランスとして活動し、KETOS(ケトス)の監修や食の講座の講師として活躍している。

 

 

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